27時の独り言

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『even if TEMPEST 宵闇にかく語りき魔女』感想

今年の新作乙女ゲーのなかで

今のところまず間違いなく一番。

 

 

 

人狼×なろう転生系ぽさで流行りを取り入れつつ物語を土台からきちんと作ってるのが素晴らしい

 


正直初っ端の悪役令嬢な私可哀想シンデレラムーブがずっと続くのかと思ったときは辛かったけれどそこは下地でよかった…

 


以下ネタバレ注意

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〇攻略対象キャラ

皆いい…

選べない…。

一本道でエンディングまで遠いのは歯がゆい

同時に、皆の記憶を持ち越せることの美味しさ、だからこその辛さが胸に来る

 


本当に皆いいけれど


ティレル様かなぁ。いや彼はズルいよ…

泣きCGの破壊力、そして臣下モードの破壊力。やばいね。

…ああいう抗えない、心殺し展開が好きというのもあるけど笑


ウスラトンカチ的なこと言われて某忍者がよぎったけどCV的にも狙ってる?

 

 

 

そしてゼンね。彼もね、卑怯ですよ。

いやそんなん無視出来るわけないやん

あの献身具合、圧倒的味方。

ポジションの強さが凄い。

 

いち早く恋愛モードになってくれる団長も。

皆そうだけど特に彼、アナスタシアの天然タラシ発言に撃ち抜かれて崩れた顔がちょくちょく可愛いw

 

そうなるとまあ殿下はどうしても一段弱めに感じてしまうけれど、そこ拾った身投げエンドがいいんだよね。

 

幼なじみで約束しててメインなのに一強にならないって新しいなと思ったり。

 

 

 

〇ヒロイン

作品として彼女の物語だっていう力強さにはやっぱり目を見張るし、時流に合ってるのだろうなという感じも

 


うん。アナスタシアはヒロインというより主人公だった。

特にゼンルートをやりきったのはその強さがあればこそだったと思わせてくれる、

彼女じゃないと物語が成立しないのだという説得力がある。

 


正直自分的好みで言うと口調髪型等々クロムが可愛いのでモヤついたが。スチルとかもやっぱりある程度髪長い方が男女のバランスがよく見えると思うのよね…

 


〇サブキャラクター

地味に、いや派手にいい。

やっぱり面白要員がいないと裁判ものは盛り上がらない。

 


三馬鹿→ノリいいし、それぞれ面白みがあって好き。

ミッチェル何気に好きなんだよなー

 


コンラッドもね、最早好きだなと。

もちろんイライラはするんだけど突き抜けてるクズって見てて面白い。

なんかもう出てくる度にニヤニヤ笑ってた気がするw

 


そしてマヤさん。完全にMVP。

もう献身が凄まじすぎないか。彼女いなかったら色々成り立たないことが多すぎるよ…

エンディング後はお幸せに生きたようで良かったです。

 

 

 

〇その他システム等

演出と音楽に力入ってるとそれだけで本当に没入感が違うなと改めて実感。

 

最初のエンダーさん冗談抜きで怖すぎた…力入りすぎ笑

 


情報収集パートも頑張ってるなあと思うし。

ただまあ周回が面倒なのはもうちょいなんとかして欲しかったかなあ。

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うん、満足感高めの良作だった。

 


乙女ゲプレイヤーに広く薦められる。

グロ耐性は必要だけども笑

 

 

何だか外の国の設定まで色々あったし色々展開出来そうではあるし

さらに甘々なところも…いつかみれたらいいな